基本方針
ツルハグループでは、グループ全体で約5万人の従業員が働いており、すべての従業員の人権・権利が尊重される事業活動を実現することがツルハグループの企業としての責務であると考えます。ツルハグループは国内の関連法規を遵守するとともに、国連の「国際人権章典」および「ビジネスと人権に関する指導原則」など人権・労働に関する国際的規範・枠組みを支持し、その実践を通じて企業価値向上を図ります。
労働者の権利の尊重
ツルハグループは、結社の自由、団結権、団体交渉権などの労働者としての権利を尊重し、円満な労使関係の維持に努めています。ツルハグループには労働組合として、ゼンセン同盟ツルハユニオン、福太郎ユニオン、TGNユニオンおよびレデイ薬局ユニオンが組織されており、約23,000人(パートタイマー含む)が参加しています。ツルハグループ各社と各労働組合では、労使協議会等において職場環境や労働条件、待遇・処遇などについて議論を重ね、諸問題の解決を図っています。
長時間労働撲滅
ツルハグループは、労働時間に関する法令を遵守し、残業を前提としない働き方を推進しています。人事部および各部門の管理職者が従業員の労働時間を毎月管理し、休日取得の事前計画と取得実績を確認しています。店舗では毎月の勤務シフトの編成を支援するシステムを導入し、各店舗の労働時間の適正化と人員・人時数の可視化を図っています。
公正な賃金
ツルハグループは店舗を展開する各地域において、法令等の定める最低賃金を超える賃金を支払います。また、人事制度に基づき年2回の自己評価とフィードバック面談を経て、能力・成果に応じた賃金を支払うことに努めています。
いじめ・ハラスメントへの対処
職場におけるいじめやハラスメントに関する相談窓口を人事部に設けています。また各労働組合にも相談窓口を設置しており、双方が連携し事案の対処に当たっています。2019年9月には「ハラスメント防止に関する規程」を制定し、ハラスメントの定義、相談者の保護・関係者のプライバシー保護、事案への対応について定めています。
児童労働・強制労働の禁止
ツルハグループは、未来ある子どもの権利を奪う児童労働を禁止しています。社内規定において採用対象者の年齢を満15歳以上と定め、採用時の年齢確認を徹底しています。また、人権保護および法令順守の観点からいかなる強制労働も禁止します。
差別の禁止・多様性の尊重
ツルハグループは、従業員の採用、および賃金、職務、解雇などの人事に関する事項において、人種、宗教、性別、年齢、性的指向、身体障がい、国籍、社会的出自、政治的見解等による差別を行わず、多様な従業員が活躍できる環境づくりに努めています。